かれこれ30年近く乗っていた愛車(部品取りの車も含め)

シェフも年齢を重ね 少し安全装置を持つ車へチェンジかな~と考え始めたころ

数名の方に お声をかけておりました

今の車が 私たちのところへ来た時も

オーナーさんが断腸の想いで手放すお話をいただき はるばる面接に行き

半日 車談義をして そろそろお暇をと思ったときに

すっと鍵を渡してくださり 君に譲るよ^^と話たちたちの元へやってきました

お仕事を兼ねて 全てを本国使用にしてあったその車と過ごしてきた日々を語ってくださいました

赤い幌が気にってるんだよ^^そうおっしゃっておりました

あの日から 新しい乗り手となった私たちと過ごしてきた日々

時にやんちゃなこともありましたが 大のお気に入り いつも共に走ってきました

最初の頃は 畑にも出動し 野菜や スコップや鍬を乗せて走っていたこともありました

年々 人も車も年を重ね 無理しない乗り方になって

いろんな風景の中を走ったね

そして

この夏 思いがけない素敵な出会いがあり

私たち同様に 面接に来てくれた若者二人

食事に来た時に 車に興味を持っていたN君に シェフが声をかけ

彼もずっと気になっていたと 電話をくれたのです

不思議なもので そのタイミングで 数名の方が連絡を下さいました

迷いながらも まずは一番先に声をかけてくれた彼らと会うことに

彼らが 車をいつくしむように眺める姿

大好きでたまらないという様相のはしゃぎ具合

シェフとドライブに出かけ 帰って来た時に シェフの気持ちは決まったようです

きっと ずっと 大切に乗ってくれる

きっと もっと 愛して乗ってくれる

そう思える出会い

今度は 自分たちが乗る車を探さなくては と焦りも

すると 彼らは 車を扱う仕事も(も ということはほかにもいろいろと起業しているのでした)しているとのこと

一緒に車探しを始めてくれました 併せて資金調達もしていたようです

互いが 何としても という気持ちで向かい合い

ほどなく 欲しかった車のオファーが

できる限りの値段まで交渉します

たった一度会っただけの 若者の言葉

少しだけ迷いもありましたが 信じてゆだねて ただただ信じて

そして 互いに 大好きな車の新オーナーになったのです

晴天の昨日

電車で車を取りに来てくれた彼らと ラスト ラン

大好きな八ヶ岳周辺の風景の中 日々通っている 畑への道

沢山の思い出が胸に

互いに別れがたく 早くお返しするつもりが 夕刻まで一緒に過ごし

闇が広がり始めたころ

もうそろそろだね

と Hug 人と人と 大好きな車の君と  Hug

テールランプの赤が見えなくなるまで 見送った

ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう ありがとう

その言葉しか出てこない

新しい場所で 新しいオーナーと 新たな走りを楽しんでね

本当に ありがとう!大好きだった 君へ!

そして 新たに出会えた君に  どうぞよろしく!

私たちの 新たなる走りも 始まりました

長く長く ずっとずっと 楽しもうね どうぞよろしく!

 

 

 

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